導入検討
背景
今後5G環境に適用していくことにつれて益々のデータ通信環境整備が必須になっていきます。
ユーザーの殆どが利用する動画に関しても4K8Kの動画が増えていくと当然より高速な通信が必須になっていく、
通信会社のユーザーへの課金は電話の通話料からデータ通信料という形に変化してきていることを加味すると、
「Wi-Fi環境を整えることで集客効果がある」というのは逆に言えばWi-Fi環境がなければ選択肢に入らないという見方の方が正しいと感じます。ユーザーは課金されない(通信料のかからない)環境を探して移動しているからです。
海外では当たり前の環境も日本はまだまだ遅れている=インバンド需要に比例して外国勢にも需要があるということです。
更には決済端末回りもキャッシュレス化が進みオフィスや店舗へ導入する新たなシステムはWi-Fi環境がないと導入検討ができないと言っても過言ではありません。例えばタブレット端末で行うレジなんかもそうです。
オフィス
・社内でタブレット端末やノートPCを使う企業が増えている。
・来訪されたお客様との打ち合わせの際にも必要である。
・従業員の休憩なども加味した場合福利厚生にもなる。
・LAN環境も最小で済むため事務所のレイアウトも自由度が増す。
サービス業や宿泊施設・学校・病院など
・お客様の待ち時間などに利用できることが最大の魅力。
・Wi-Fi接続でクーポンを配布するなどのサービスが可能なので集客の一貫として利用可能
・タブレットを用いたレジの導入が検討できる。
・在庫管理のシステムの検討もできる。
・電波の圏外地域だとしてもWi-Fiがあればオンライン決済の導入も可能。
導入の考え方
・何のために導入するのか?利用する人が速度やセキュリティー・使い勝手などに満足する環境でなければ意味がない。
・同時に接続して利用する人数がどれくらい居るのか、社内の人なのか、お客様なのかにより判断基準が変わる。
・付随するサービス、導入を検討するシステムなど、ネットワーク環境をどうしたいのかにより判断基準が変わる。
・基本的に通信サービスは足が早いものであり、入れたら終わりではなく定期的な見直しが必要である。
・現在の主流は11acであり、今後11axとなってくるが、それ以前の端末では4Gの方が早く話にならない。
予備知識
※1:通信速度(無線LAN規格のスピード)
11(2Mbps)
11b(11Mmps)
11g/a(54Mmps)
11n(600Mmps)
11ac(6900Mmps)
Mmpsの数値が大きいほど速度が早い
※2:セキュリティ(暗号化の強度)
WEP<WPA<WPA2
右に行くほどセキュリティが高い。
※3:FreeWi-Fiの種類は大きく3つ
・誰でも無差別に接続できるWi-Fi
・登録した人のみが使えるWi-Fi
・大手通信キャリアなどのユーザーが無料となるWi-Fi
主要なサービス
ギガらくWi-Fi(提供:NTT東日本)
1.初期費用:無料(※工事が必要な場合は実費)
2.月額費用:2,000円(税抜)/ 月
3.通信速度:1.3Gbps(IEEE802.11ac)
4.同時接続数:50台(推奨台数)
5.セキュリティ:WPA2 PSK(現在最新の最も強固な暗号化方式)
初期費用不要という点は他社にはないメリットです。月々の費用も2000円でリーズナブル。通信速度やセキュリティは最新のものを採用しておりコストパフォーマンスにも非常に優れています。通信大手のNTT東日本が提供するサービスで、サポートも365日9~21時と充実しており安心感があります。
Wi2 300 公衆無線LANWi2 Freeキット(提供:ワイヤアンドワイヤレス)
1.初期費用:端末費用29,800円(税抜)
2.月額費用:500円/月(税抜)
3.通信速度:IEEE802.11acを含む(一部エリアのみ)
4.同時接続数:最大100台
5.セキュリティ:WPA2 PSK対応(現在最も強固な暗号化方式)
(暗号化ありのものと無しのものがあります。)
初期費用が他社と比較すると少し高めですが、月々の料金は500円と非常にリーズナブルです。契約期間の縛りはないということなので長く利用するほどお得になります。大手カフェのスターバックスもWi2のWi-Fiを利用するなど広く使われています。
FREESPOT(主宰:株式会社バッファロー)
1.初期費用:端末代23,800円(税抜)
2.月額費用:2,730円/月
3.通信速度:IEEE802.11a/b/g/n
4.同時接続数:最大200台
5.セキュリティ:WPA2-PSK対応(現在最も強固な暗号化方式)
初期費用は発生しますが月額費用は比較的リーズナブル。同時接続台数が圧倒的に多いので大規模施設等に適しています。通信速度は最新のものではありませんがインターネットの閲覧等であれば問題なく行えるでしょう。
USEN SPOT(提供:株式会社USEN)
1.初期費用:工事費用実費+端末費用20,000円+事務手数料3,000円
2.月額費用料金:2,000円
3.通信速度:IEEE802.11a/b/g/n
4.同時接続数:未公開
5.セキュリティ:未公開
初期費用が20,000円と雑費が発生するものの、月々の料金は2,000円とリーズナブルです。プラス500円/月で外国人旅行者用に12言語で対応しているのはほかにないサービス。ただ、通信速度は最新のものではなくセキュリティや同時接続数なども公開していないため、直接問い合わせが必要です。
DoSpot(提供:NTT西日本)
1.初期費用:無料(※工事が必要な場合は実費)
2.月額費用:550~1,430円(税抜)/ 月
3.通信速度:1.3Gbps(IEEE802.11ac)
4.同時接続数:122台(最大数)
5.セキュリティ:WPA2 PSK(現在最新の最も強固な暗号化方式)
初期費用不要で大手通信会社というところにプライオリティがありますが、接続時間が15分×4回と制限があります。
通信各キャリア無料Wi-Fi
1.初期費用:無料
2.月額料金:無料
3.通信速度:300Mbps(IEEE802.11n)
4.同時接続数:
5.セキュリティ:なし
各キャリアユーザーのみが利用できる。若しくは有料で接続可能だが、通信規格が初期のものであり、同時接続であるとなおさら、4Gに切替えた方がむしろ快適。
お勧めは断突で「ギガらくWi-Fi」
まず使う人は「お客様」であるなら速度は絶対です。今後の5G環境を考えても最優先です。
次にセキュリティやサポートを見てもNTTブランドは安心感があります。
金額面も前後はありますが、「安かろう悪かろう」であり、そういう意味では一番バランスが取れているのがギガらくです。
何のためにWi-Fi環境を用意するのかを考えれば決して無駄な投資とはならないでしょう。必要経費です。
ギガらくはWi-Fi接続サービスに加え、オフィスやショップ、学校や宿泊施設等でWi-Fiを導入したい人を対象としており、マーケティングや集客に役立つ機能が付いています。
フレッツ光など既にインターネット接続サービス(およびプロバイダーサービス)を利用中の方がギガらくWi-Fiを申し込むことが可能です。
ギガらくWi-Fiのアクセスポイント装置には既に必要な設定がされていますので、契約者が自分で何か細かい設定をする必要はありません。アクセスポイント装置を設置し、電源コードとLANケーブルを挿すだけですぐに、簡単にWi-Fiでインターネットできるようになります。
また、NTT東日本のサポートセンターによるトラブルサポートも含まれているので万が一の時も安心です。
簡単接続
ただのFreeWi-Fiではなく”売上”のための機能が盛沢山
同時接続時の推奨端末台数
Wi-Fiアクセスポイント装置1台あたり端末50台まで(推奨)※快適に利用できるため従業員が増えたり、タブレットやスマートフォンなどの端末が増えても安心して利用できます。
来訪者向けWi-Fiインターネット
来訪者は社内システムにつながる従業員向けWi-Fiに接続できないため従業員用と来訪者用のWi-Fiを同じWi-Fiアクセスポイント装置で提供できます。
電波干渉防止
電波干渉の少ない無線チャネルを定期的に自動で選択するため周辺にWi-Fiの電波が多く飛んでいる場合でも電波干渉がより少ない状態でWi-Fiを利用できます。
多彩な接続認証方法
日本全国のフリーWi-Fiに接続できるNTTBP社提供の無料アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」での認証やメールアドレス、SNSのアカウントでの認証が行えるため日本人はもちろん訪日外国人も手軽に利用でき店舗などのサービス品質向上に活用できます。
ダッシュボード(利用状況表示画面)
Wi-Fiアクセスポイント装置が周囲の端末のWi-Fi電波を検知する仕組みを利用して来訪者数や滞在時間などの情報を収集しお客さま専用サイトに表示します。
オフィスでは従業員のWi-Fi利用状況の把握に店舗では来訪者の情報をマーケティングに活用できます。
FaceBook Wi-Fi
来訪者が店舗のFacebookページに“チェックイン”することでWi-Fiを利用できます。
同時に来訪者の“タイムライン”に店舗の名前が表示され来訪者の“友達”にも店舗をPRできます。
指定Webサイト表示
来訪者がWi-Fiを利用してインターネットに接続する際に任意のWebページを表示します。
店舗のホームページを表示させておすすめの商品などを紹介することもできます。
Japan Wi-Fi連携
日本全国のフリーWi-Fiに接続できる無料アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」に提携することが可能です。
フリーWi-Fiへの接続をきっかけとした集客を見込めます。
電源オンオフのスケジュール
Wi-Fiの使用できる日時や時間帯を設定できます。
接続端末限定
あらかじめ登録したMACアドレス(各端末や機器についている固有の識別番号)からWi-Fiに接続できるパソコン等を制限することができます。
HPの運営を行い、MEOやSNSなどから集客の方へ繋げたい方は「ハイエンドプラン」をお勧めします。
FreeWi-Fi紹介アプリ「JapanWiFi」をNTTが運用しており、無料Wi-Fiスポットとして自動的に紹介されるため、
下手な効果のないHPに毎月月額をかけるよりは、現実的な費用として考えやすく1組呼べれば吸収してしまう程度です。
その他ハイエンドプランには指定URLへ誘導しクーポンやお薦めを紹介する機能や、FaceBookと連動したPR機能、ダッシュボードでのマーケティング分析機能なども利用できます。