ドコモ光と割引対象となる携帯をペア回線としてドコモにまとめると、ドコモ光セット割が適用され携帯料金がお得になります。
ドコモ光セット割の割引額は携帯電話で契約しているパケットパックのプランによって異なり携帯料金から割引されます。
セット割は1つの料金プランに対してのみ割引が適用がされます。
家族で複数台のドコモの携帯電話契約がある場合はグループの親回線にまとめて割引が入ります。
個人向けパックもシェアパックもどちらも1回線からの割引ですが、シェアパックとのセット割にすると割引額が大きくなり、通信費を総合的に抑えられるのでお得です。
ドコモ光セット割の仕組み
「ドコモ光セット割」は、ドコモの携帯を利用している方がドコモ光を契約すると、ドコモのパケットパックの料金から値引きになる割引サービスです。
ドコモ光セット割の割引額はドコモ光の契約プランではなく、スマホのパケットパックのプランによって異なります。
割引されるのは、ドコモ光の料金からではなく、ドコモのパケットパックの料金から割引される点にも注意してください。
また、個人用のデータパックと家族回線用のシェアパックでは、割引額が変わります。
シェアパックは家族で1つの料金プランを利用しているので、親回線だけに割引が適用されます。
ドコモ光セット割とau・ソフトバンクのセット割との違い
セット割は他の大手携帯電話キャリア・auやソフトバンクをお使いの方でも、対応する光回線を契約すれば受けられます。
ドコモ光セット割はパケットパックからの割引で、家族間で複数回線の契約があってもまとめて親回線に最大3,500円割引されます。
auスマートバリューやソフトバンク光おうち割は、スマホ・携帯電話契約1回線ごとに500円~最大2,000円割引されます。
auやソフトバンクは契約台数ごとの割引で最大10台まで適用されますが、ドコモは携帯電話契約1回線にのみ割引が適用されるという違いがあります。
家族の契約台数や支払い方法によってどちらがお得か検討しましょう。
新プランの割引について
2019/10~の新料金プラン「ギガホ」「ギガホライト」に加入されている方はファミリー割引グループ内に加入されているすべての端末分を割引されます。
ギガホライトは5G~は1000円割引、~3Gは500円、~1Gは0円となります。
割引額一覧
割引額は家族で分け合うシェアパックと個人で利用するパケットパックのどちらを契約するかによっても変わります。
家族で分け合うシェアパックの割引額
シェアグループでは代表回線の方がシェアパックを契約し、子回線となっている方がシェアオプションに加入することで1つのグループになります。シェアグループの中では契約したシェアパックのパケットを共有できます。
家族で分け合うシェアパックの割引額は以下の表をご覧ください。
パケットパック(月額) | ドコモ光パック割引額(月額) |
---|---|
ウルトラシェアパック100 25,000円 |
-3,500円 |
ウルトラシェアパック50 16,000円 |
-2,900円 |
ウルトラシェアパック30 13,500円 |
-2,500円 |
ベーシックシェアパック(~30GB) 15,000円 |
-1,800円 |
ベーシックシェアパック(~15GB) 12,000円 |
-1,800円 |
ベーシックシェアパック(~10GB) 9,000円 |
-1,200円 |
ベーシックシェアパック(~5GB) 6,500円 |
-800円 |
家族でパケットを分け合う場合、ドコモ光セット割の割引額は契約しているシェアパックに応じて800円から3,500円です。
シェアパック内でドコモ光が2回線以上ある場合は「複数割」も適用
一人暮らしなどで離れて暮らす家族もシェアグループに加入することが可能です。
ただし、同じシェアパック内でドコモ光の契約が2回線以上あってもドコモ光セット割はシェアグループの親回線のみに割引が入ります。
家族間で2回線以上ドコモ光の契約がある場合は、「複数割」が適用され、2回線目以降のドコモ光契約ごとにシェアパックの親回線から300円が割引されますよ。
家族で分け合うシェアパックの場合、ドコモ光セット割も複数割も全てシェアグループの代表回線の人のみまとめて割引が受けられると覚えておきましょう。
個人で契約するパケットパックの割引額
一人暮らしの方など、個人で契約するパケットパックの割引額は以下のとおりです。
パケットパック(月額) | ドコモ光パック割引額(月額) |
---|---|
ウルトラデータLLパック(30GB) 8,000円 |
-1,600円 |
ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円 |
-1,400円 |
ベーシックパック(~20GB) 7,000円 |
-800円 |
ベーシックパック(~5GB) 5,000円 |
-800円 |
データSパック 3,500円 (新規受付終了) |
-500円※ |
ケータイパック 300円~4,200円 |
-500円※ |
1人用のパケットパックの場合単純に自分の契約しているパケットパック料金から割引されます。
データSパックやケータイパックの契約者は割引方法が違う
パケットパックのデータSパックやケータイパックを契約している方は、割引方法が他のパケットプランと異なります。
データSパックやガラケーをお使いの方はパケットパック料金ではなく、ドコモ光の月額料金から割引されます。
また、割引期間はドコモ光を開通した月から最大1年間で、割引終了後は自動的に通常料金になることに注意しましょう。
ドコモ光ミニ契約時の割引額一覧
「ドコモ光ミニ」は、あまり使わない月は安く、たくさん使う月は定額になる、戸建て向けの2段階定額サービスです。
基本的にドコモ光セット割はドコモ光の契約タイプによって割引額は変わりませんが、ドコモ光ミニのみ割引額や割引方法が変わります。割引額は以下の表のとおりです。
割引金額 | 対象プラン |
---|---|
-500円/月 | 対象プラン:データMパック、データLパック、ベーシックパック(〜5GB)、ベーシックパック(〜20GB)、ウルトラデータLパック、ウルトラデータLLパック、ベーシックシェアパック、シェアパック、ウルトラシェアパック |
-200円/月 | ベーシックパック(〜3GB) |
-100円/月 | ベーシックパック(〜1GB) |
ドコモ光ミニはパケットパックによって、毎月100円~500円が月額料金から割引されます。
また、データSパックやガラケーと同じく、ドコモ光ミニのセット割引はドコモ光の月額料金から割引されます。
割引期間もドコモ光の開通から最大1年間のみ、適用されます。
ずっとドコモ割プラスも併用される
ずっとドコモ割プラスとはドコモスマホを長期利用すればするほど、
利用年数に応じてパケットパックが自動的に割引またはdポイントで還元される割引サービスのことです。
ドコモ光セット割とずっとドコモ割は併用して適用できます。
パケットパックを家族向けのシェアパックと個人向けのパケットパックで契約した場合の、
ドコモ光セット割とずっとドコモ光割を併用した割引額をご覧ください。
<ドコモ光パック 割引額(シェアパック)>
パケットパック (月額) | ドコモ光パック割引額(月額) |
ずっとドコモ割(月額) =利用年数によって変動 |
割引総額 (月額) |
---|---|---|---|
ウルトラシェアパック100 25,000円 |
-3,500円 | -1,000円(4年以上)~-2,500円(15年) | 4,500円~6,000円 |
ウルトラシェアパック50 16,000円 |
-2,900円 | -800円(4年以上)~-1,800円(15年) | 3,700円~4,700円 |
ウルトラシェアパック30 13,500円 |
-2,500円 | -600円(4年以上)~-1,200円(15年) | 3,100円~3,700円 |
ベーシックシェアパック(~30GB) 15,000円 |
-1,800円 | -600円(4年以上)~-1,200円(15年) | 2,400円~3,000円 |
ベーシックシェアパック(~15GB) 12,000円 |
-1,800円 | -600円(4年以上)~-1,200円(15年) | 2,400円~3,000円 |
ベーシックシェアパック(~10GB) 9,000円 |
-1,200円 | -400円(4年以上)~-1,000円(15年) | 1,600円~2,200円 |
ベーシックシェアパック(~5GB) 6,500円 |
-800円 | -100円(4年以上)~-900円(15年) | 900円~1,700円 |
<ドコモ光パック 割引額(パケットパック)>
パケットパック(月額) | ドコモ光パック割引額(月額) |
ずっとドコモ割(月額) =利用年数によって変動 |
割引総額(月額) |
ウルトラデータLLパック(30GB) 8,000円 |
-1,600円 | -200円(4年以上)~-800円(15年) | 1,800円~2,400円 |
ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円 |
-1,400円 | -100円(4年以上)~-800円(15年) | 1,500円~2,200円 |
ベーシックパック(~20GB) 7,000円 |
-800円 | -100円(4年以上)~-800円(15年) | 900円~1,600円 |
ベーシックパック(~5GB) 5,000円 |
-800円 | -100円(4年以上)~-800円(15年) | 900円~1,600円 |
データSパック 3,500円 (新規受付終了) |
-500円※ | -0円(4年以上)~-600円(15年以上) | 500円~1,100円 |
ケータイパック 300円~4,200円 |
-500円※ | 500円~800円 |
ドコモ光パックとずっとドコモ割プラスの割引総額は、シェアパックで900円~6,000円、パケットパックで500円~2,400円です。
料金シミュレーション
家族でドコモならシェアパックの方がお得!
ドコモ光セット割が適用されるのは、ドコモの携帯電話やスマホとドコモ光を同一名義で契約した人の料金だけです。
一人でパケットパックを契約した場合、当然ドコモ光セット割が適用されるのはスマホの契約者自身です。
もし、家族全員がドコモのスマートフォンを契約していても、個人でそれぞれパケットパックを契約している場合は、ドコモ光の契約者のパケットパックしか割引が適用されません。
一方、ドコモ光の契約者が親回線となり、家族で分け合うシェアパックを契約している場合は、ファミリー割引グループに入っている子回線の分もドコモ光セット割の割引額が大きくなります。
実際にどれくらい違うのか、ドコモのスマホとドコモ光を契約する家族の月額料金をシミュレーションしたのが以下の図です。
まずは家族でドコモを利用していて、個々にパケットパックに加入している場合の月額料金と割引額をみてみましょう。
家族でそれぞれ1人ずつパケットパックを契約する場合、ドコモ光セット割はシェアパック同様、1回線にしか適用されません。
ひとりずつ契約したパケットパックを利用した場合の合計金額が23,000円、家族で分け合うシェアパックを利用した場合の合計金額が19,400円となり、シェアパックを利用したほうが3,600円安くなりました。
シェアオプション500円が1台ごとにかかりますが、光セット割やずっとドコモ割の割引額も上がるので、差し引きしてもパケットパックよりシェアパックのほうが安くなりお得です。
さらに毎月の支払い料金にはdポイントが付与され、ドコモの支払いやコンビニなどで利用できます。
セット割の適用条件
ドコモ光のセット割を適用する条件は以下のとおりです。
・対象のdocomoのパケットパックを利用している
・ドコモ光を利用している
auやソフトバンクのセット割の場合、適用条件として光電話などのオプションの加入が必要なケースもありますが、
ドコモのセット割は適用条件がシンプルです。
単純にドコモの携帯電話契約とドコモ光の契約があれば、申し込みをしなくても自動的にドコモ光セット割が適用されます。
ペア回線とは
ペア回線とは、同じ契約者がドコモ光とドコモの携帯電話やスマホを契約することです。
docomoの携帯回線とドコモ光をペア回線にすることで、ドコモ光セット割などの月額料金割引や契約時のdポイントプレゼントなど恩恵を受けることができます。
ペア回線の申し込みはドコモ光の申し込みの際に一緒に行われることが一般的ですが、後からでもドコモショップやインフォメーションセンターへの電話で設定ができます。
シェアパックで分け合える対象はどこまで?
シェアパックを組めるのは、「同一ファミリー割引グループ間」でのみです。
同一ファミリー割引グループの条件は以下のとおりです。
・ドコモが定める三親等以内の家族
・地方自治体等が発行する「同性とのパートナーシップを証明する書類」をお持ちの方
シェアパックの親回線と住所が異なる人や、おじいちゃんから姪・甥まで幅広くファミリー割引グループが組めます。
法人契約でもシェアパックで光セット割が適用される!
ドコモ光とドコモの携帯電話を法人契約している場合でも、ドコモ光セット割が適用されます。
割引額は契約しているビジネスシェアパックなどのプランに応じて、最大3,500円割引です。
ドコモ光セット割の申込方法
ドコモ光セット割はドコモの携帯電話契約があり、ドコモ光を申し込めば、自動的に適用されるので申し込みは不要です。
ただし、ドコモ光と携帯電話契約の契約者名義は同一でないといけません。
不明な点はドコモのインフォメーションセンターへ問い合わせましょう。
<ドコモインフォメーションセンター>
ドコモの携帯電話:局番なし:151
一般電話(携帯電話も可):0120-800-000
受付時間:8:00〜18:00(年中無休)
ドコモ光セット割はいつから適用される?
ドコモ光セット割適用日は、工事完了日からです。
ドコモ光の月額料金などの料金発生日と、ドコモ光セット割の適用日は同じです。
ドコモ光が開通したら、たとえ設定などがまだでインターネットに接続していなかったとしても、料金が発生し、割引も適用されます。
セット割4つの注意点
ドコモ光のセット割には、以下の4つの注意事項があります。
・子回線のシェアオプションは1契約ごとに500円かかる
・基本的に支払窓口が一本化される
・割引適用中にパケットパックのプラン変更をすると割引額が変動する
・割引適用中にドコモ光・スマホを解約すると割引がなくなる
子回線のシェアオプションは1契約ごとに500円かかる
ドコモで2回線以上のスマホや携帯電話とシェアパックでパケットを分け合うときは、子回線にシェアオプション料金が月額500円(税抜)ずつかかります。親回線以外は、子回線の台数分シェアパック料金がかかるので注意しましょう。
基本的に支払窓口が一本化される
ドコモ光とドコモの携帯電話を一緒に契約すると料金は一本化され、インターネット料金と携帯電話料金がまとめて請求されます。ただし、2018年12月から申請をすれば、ドコモ光とドコモの携帯電話契約の料金を別々に支払うことも可能になりました。
割引適用中にパケットパックのプラン変更をすると割引額が変動する
ドコモ光とペア回線となっているスマホのパケットパックのプランを変更するとセット割の割引額もプランに応じて変動します。
シェアパックの場合も、親回線のシェアパックに応じて割引額が決まるので、プラン変更の際には注意が必要です。
割引適用中にドコモ光・スマホを解約すると割引がなくなる
ドコモ光のセット割はドコモ光とスマホ両方を契約している人だけが受けられる割引です。
どちらか片方を解約すると割引はなくなってしまうので注意しましょう。
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