資金繰りとは、会社の収入と支出を管理して、収支の過不足を調整することです。定期預金、貸付金、売掛金などは、すぐに支払いに利用できませんので、資金ではなく「資産」になります。もちろん、不動産や設備も、現金化されるには時間がかかりますので、資産に該当します。
また「資金」と「利益」は異なるものです。利益が出ていても資金が足りないことがある様に、意味合いが違います。
更に「キャッシュフロー」と「資金繰り」も別の意味合いです。資金繰りは直近のお金の流れ、CFは過去のお金の流れを指します。
資金繰りを把握するということは「黒字倒産」「不渡り」を回避するということです。
資金繰りの把握の仕方
・営業収支…所謂、売上から原価、販管費を引いた営業利益です。
・財務収支…本業以外の財務活動収支で、銀行融資、返済などがこれにあたります。
・経常収支…設備投資や営業外収益など。
・経常外収支…納税などです。
難しく考えずとも、要するに、直近の入ってくる(換金できる)お金と、支出のやり繰りということです。
資金調達とは、ビジネスに必要な資金を外部から調達することです。
資金繰りの中に資金調達は含まれます。
開業、新規事業、設備投資、事業拡大、運転資金不足などの際に必要です。
①借入(銀行融資、ノンバンク、公的機関からの融資、社債発行)
②投資(第三者割当増資、VC、エンジェル投資家、クラウドファンディング)
③資産の売却(不動産、売掛金(ファクタリング)、リースバック)
④助成金、補助金
の4つの方法が主です。
私の解釈では、資金繰りとは「広い意味での収支の把握」です。
つまり「資金繰りを改善する」ということの意味合いは広く捉えており、
目的から見れば単純ですが「収入を支出より多くし、金銭的なリスクを減らし、経営を安定させること」と解釈しています。
弊社の扱うサービスで改善するのも一つの策ですが、利益構造の改革を行うことなど(つまり売上を上げる仕組みやコストを削減すること、効率を上げること、生産性をあげること)も「資金繰り」の一種であると考えています。
弊社の事業領域は「様々なサービスで資金繰りを改善すること」です。
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